「国土」と「日生」に共通の10字、「日生」のみの73字は未調査なので、以下には、「国土」のみの例を挙げます。
「国土」のみの例185字をhttp://www.goo.ne.jpで一字ずつ検索し、使用例のあるページをリンクしました。
JIS漢字の一覧表とJIS漢字について述べた文章を除きます。また、掲載する漢字は、会社や学校の住所に用いられる地名の漢字を主にとります。人名は、公的な職にある方を主とし、大学生以下の方の人名は名字のみとします。
例:哘[51-06] 国土1 (地)(詳説)哘(サソウ・青森県)/「JIS漢字字典」人名・地名用例あり
順に、漢字[区-点]、国土行政区画総覧の用例数、JIS X 0208:1997附属書6の記述をそれぞれ示します。
【1998年12月8日追記】/に続けて「JIS漢字字典」の人名・地名用例の有無を示すことにしました。音訓の情報は省略しました。「JIS漢字字典」(芝野耕司編、日本規格協会、1997年11月25日発行、ISBN4-542-20127-9)を手元においてご覧いただければ幸いです。
配列は、「対応分析結果」の出現順によります。おおむね部首画数順です。
(藤垈生活改善直販所の写真)
(アケンバラの写真)
(京都府・岼のバス停の写真)
「かさ」は物の容積を表す言葉であるが、『日葡辞書』にあるように、山の高みにあたる場所を指す意味も持つ。元就の居所が郡山城の高みにあったと考えられ、その場所を指していたものと考えられる。 また、頭株も意味していたことが見えるが、『毛利家文書』の中では場所と人との関係が深く見える。「山登」は一字で易林本節用集によると「さか」と読んでおり、坂の上を意味していたもののようである。この場所を指す言い方がそこに住まう人を指す言い方としても用いられ、両用のものが見られるのである。
「[一]シン [二]チン [一]のべる。のばす。〔集韻〕押、展也、押物長也。 [二]チン のばす。又、ひきもどす。伸(1-481)に同じ。〔集韻〕伸、申也、引戻也、或作押。とあるばかりで、実際の文脈中で用例を見ない。「坤」は地名用例があるので、それを誤ったとも考えられるが、詳細は未詳。
今から6300年前の十和田湖の噴火でとびだした軽石に中掫と名前がつけられています .地質学者たちは,研究の便利のために地層に名前をつけます.その地層がもっとも よく露出しているところの地名を名前にするのが習わしです.中掫軽石は,十和田市 大字三本木字中掫の地表の下約50cmのところに厚さ50cmほどの黄色い軽石層としてあ ります.地元では粟砂(あわすな)と呼ばれています.「中掫軽石」は、地質学の分野で必要な漢字であることが分かる。
高擶については別稿も参照されたい。1997年10月、山形大学(山形市)で国語学会があり、 念願がかなって「高擶」へ行ってきました。これがJR高擶駅の切符です。 駅はJR天童駅の一つ手前で、 無人駅ですが、自動販売機があり購入できました。駅は高擶のはずれらしく、 駅から西の方へ行くとバス通りがあり、山形行きのバスが一時間に一回 くらい走っています。
(高擶のバス停の写真)
付近には、郵便局、農協、小学校、幼稚園などがあり、かなり大きな 地区です。天童ワインの看板は見かけましたが、遠いのでそこまでは 行けませんでした。JRは「高擶」を「たかたま」と読んでいますが、 幼稚園の案内の看板には「たかだま」とあり、ゆれているようです。
国語学会の当日、笹原宏之さんにあって、JR高擶駅の切符を <自慢>したら、彼は、山形市内で「小鍄」(コガスカイ)を 探したが、発見は出来なかったとのことでした。 さすが「プロ」は目の付け所が違いますね。確実に入手できるところへ 行くのはやはり初心者です(もっと修行を積まねばなりません)。
これら11個の文字は読み方さえも解からず、誰も必要としていない文字らしいのです。書体デザインの作業中に、どうしても思うようなデザインにならず、たった1文字のために何日も悩む時がありますが、それが上記のような誰も使わない文字だったりしたら……悲しいですね。これが現在皆さんが使用しているJIS第一・第二水準漢字の現状です。「誰も使わない文字」を規格化することがどういう意味を持つか、よくよく考えるべきことであろう。
古来より多く武将の尊崇を集めた延喜式内の古社。 祭神は、武甕槌命、日本武尊が祀られています。また、3年に一度(旧閏年)盛大に 催される桙衝神社の太鼓獅子舞は、 古く奈良時代からの行事で、賑やかな笛の調べに合わせ囃子踊りの中、 神興渡御行列が行われます。とのこと。横笛のリンクにもこの神社の名が見える。
「蔵王の梺、山形に生を受けながらも」 「風島弁天の梺に」「銀杏並木の梺」「登美志山(とみしやま)の梺へ」「美輪山の梺」「甲府盆地の北金峰山塊の南西梺に位置し」「日光山の梺」(奥の細道・仏五左衛門)「梺の坊に宿かり置て」(奥の細道・立石寺)「烏帽子岳・湯ノ丸山の梺から」「小高い丘の梺」「山の梺」「富士山の梺」「函館山の梺」「求菩堤山梺にて」「大学の梺あたり」「ヒマラヤの梺」「是庄司が旧館也、梺に大手の跡など」(奥の細道・堕涙碑)「灯台の梺」「北摂の山の梺」「筆影山の梺」等。人名の用例は未見。「奥の細道」は「芭蕉自筆奥の細道」(岩波書店、1997年)では「麓」に作る。infoseekでは、「山の麓」が17824件あるのに対して、「山の梺」は14件。gooでは、「山の麓」1730件、「山の梺」8件。「梺」は国字。これほど例があるのは、IMEの影響、簡略な字を好む傾向などがあるのかもしれない。
国文研の独自の辞書によりますと、以下のとおりです。 峅 べん 嵶 たお 椥 なぎ 汢 ト 粐 ロ 粫 ジ 膤 (わからない) 逧 さこ 鍄 キョウ 鏥 シュウ 閠 ケイ 鵈 ガン
渮[62-49]の項の「衿歙渮」 ですが、1バイトカタカナ(JIS X 0201)で「ガンダム」と書くと、EUCで 「衿歙渮」となるようです。また、「箕齔」はファンでしょう。恐らく、 投稿フォームがShift-JISコードを使用しているところに、前処理を経ず に内部でEUCに変換して処理しているものと思われます。同じく、「悦剤 惱渮」は「アルゴリズム」でした。
【1997年】これ以下は調査不十分だったもの。